ふるさと納税とは、日本国内の自治体に寄付をすることで、2,000円を超える部分について、一定の限度額までを原則として所得税・住民税から全額控除が受けられる制度です。
この制度を利用することで、自分の住んでいる自治体以外の地域にも貢献することができ、寄付金は自治体の地域振興や福祉事業などに使われるため、地域の発展に貢献することができます。
さらに、ふるさと納税は寄付金額に応じて、特産品や地域限定品、地元の名産品などの返礼品が送られることがあります。
簡単にいうと、「地域貢献や節税もでき、返礼品も貰える」とてもお得な制度ということですね。
本記事では、ふるさと納税の申請手順やオススメの返礼品などをご紹介していきます。
ふるさと納税の申請6ステップ
ふるさと納税の流れは、以下のようになります。
1、控除上限額を調べる 2、寄付したい自治体と返礼品を決める 3、寄付金の申し込み 4、返礼品を受け取る 5、寄付金受領証明書を受け取る 6、税金の控除を受ける(確定申告をする)
1、控除上限額を調べる
ふるさと納税で控除できる控除上限額は、以下の計算式で求めることができます。
控除が最大限に適用される寄付金上限額は、年収や家族構成、お住いの地域などによって異なります。ご自身の控除上限額をきちんと把握しておけば、自己負担2,000円のみで効率的にふるさと納税を行えます。
また、ふるさと納税サイトでいくらまで寄付できるのかをシミュレーションできるので、「源泉徴収票」または「確定申告表の控え」をご準備の上、参考にしてみてください。
2、寄付したい自治体と返礼品を決める
ふるさと納税をする際には、以下の方法で自治体やお礼品を探すことができます。
・ふるさと納税ポータルサイトの利用
ふるさと納税ポータルサイトを利用することで、全国の自治体の情報やお礼品の一覧を確認することができます。ポータルサイトには、自治体の情報やお礼品の種類、寄付金額、返礼品の詳細などが掲載されているため、比較検討することができます。
私がオススメするポータルサイトは以下の5つ。
・楽天ふるさと納税(最大30%ポイント還元)
・さとふる(オリジナルの大容量返礼品がある)
・ふるなび(最大20%のふるなびコイン還元)
・ふるさとチョイス(利用者数No.1)
・マイナビふるさと納税(Amazonギフト券10%還元)
ふるさと納税の寄付を受け付けている「ふるさと納税サイト」はたくさんあります。ご自身に合ったサイトを見つけられるといいですね。
・各自治体のホームページを調べる
各自治体のホームページを調べることで、自治体独自のお礼品や情報を得ることができます。自治体によっては、ポータルサイトに掲載されていないお礼品や情報がある場合があります。
・ふるさと納税に関する情報サイトの利用
ふるさと納税に関する情報サイトを利用することで、各自治体の情報やオススメのお礼品などを知ることができます。また、寄付金額の比較やキャンペーン情報なども掲載されているため、活用するとよいでしょう。
・直接自治体に問い合わせる
自治体に直接問い合わせることで、お礼品の詳細や寄付金額の目安、寄付金の使途などを確認することができます。自治体によっては、電話やメールでの問い合わせにも対応している場合があります。
3、寄付金の申し込み
寄付を行う自治体が決まったら、自治体に寄付の申込みをしましょう。
「ふるさと納税サイト」から行うことで自治体への連絡や問い合わせを省略でき、書類が送られてくる時間も待つことなく、直接「申込みフォーム」から各自治体に申し込みができます。
また、ほとんどの「ふるさと納税サイト」はクレジットカードでの申し込みにも対応しているので、申し込みと同時に寄付を完了できます。
4、返礼品を受け取る
申し込みをすると自治体から返礼品が届きます。これらの品物は、自分で楽しむことはもちろん、贈り物やお中元、お歳暮として活用するのもいいですね。
5、寄付金受領証明書を受け取る
ふるさと納税を行なった自治体からは寄付をした証として「寄付金受領証明書」も送られてきます。こちらの証明書は、確定申告と時に必要になるので、無くさないように保管しましょう。
6、税金の控除を受ける(確定申告をする)
ふるさと納税をすると、2,000円を超える部分について、一定の限度額までを原則として住民税と所得税から控除を受けることができます。
控除を受けるには、ステップ5で受け取った「寄付金受領証明書」が必要になります。しかし、(※)ワンストップ特例制度を利用の場合は、確定申告は不要です。
※ワンストップ特例制度とは、以下の条件を満たしている場合に、ふるさと納税の確定申告が不要になる制度です。
・ふるさと納税以外の確定申告が不要な給与所得者(会社員など)。
・1年間(1月~12月)でふるさと納税の寄付先が5自治体以内。
おすすめの返礼品3選
ここからはオススメの返礼品を3つご紹介します。
私がオススメする返礼品は日用品です。
ふるさと納税で日用品を選択するメリットは、以下のようなものがあります。
- 生活必需品を手軽に入手できる
ふるさと納税で選べる日用品は、トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤、キッチンペーパーなど、生活に必要な品目が多く含まれています。これらの品目は定期的に消耗するものであり、スーパーやドラッグストアで購入する場合に比べ、手軽に入手できることがメリットです。 - 税金の還元率が高い
ふるさと納税では、納税額の一部が自治体からの返礼品として提供されます。日用品を選択する場合、自治体によっては還元率が高く設定されている場合があります。そのため、同じ納税額でも日用品を選択することで、より多くの返礼品を受け取ることができます。 - 税金を有効活用できる
ふるさと納税は、地方自治体の財源確保や地域振興のために導入された制度です。日用品を選択することで、自治体が必要としている消耗品や資材を提供することができます。そのため、納税者が支払った税金が有効に活用され、地域の発展に貢献することができます。
ということで、オススメの自治体の返礼品は以下の3つ。
・栃木県小山市
ボックスティッシュ60箱(5個入り✖️12セット)(1箱220組(440枚))
寄付金額:12,000円
栃木県小山市のふるさと納税で貰えるボックスティッシュは、薄くて柔らかく、吸水性が高く、手触りが良いのが特徴です。また、ボックスティッシュ自体が可愛らしいデザインで、贈り物としても喜ばれるアイテムです。
・静岡県沼津市
トイレットペーパー ダブル ブルーベリー 大容量 108ロール(18ロール✖️6パック)
寄付金額:10,000円
静岡県沼津市のふるさと納税で貰えるトイレットペーパーは、国産100%の高品質なパルプ素材を使用し、柔らかく肌触りが良いのが特徴です。また、水溶性テープを使用することで環境にやさしい製品となっています。
・静岡県富士宮市
エリエール 消臭+トイレットティシュー コンパクトダブル64ロール(8ロール✖️8パック)
寄付金額:16,000円
静岡県富士宮市のトイレットティシューは、消臭効果が高く、厚手で柔らかく、手触りが良いのが特徴です。1ロールの長さは消臭+通常巻きと比べて1.5倍。また1パック(8ロール)で通常巻き12ロール分なので、 交換回数の頻度を減らすことができます。
まとめ
ふるさと納税は、自分が支援したい地域に寄付することで、その地域の発展や復興に役立てることができます。また、寄付金額の一部が自己負担の寄附金控除として所得税・住民税から控除されるため、節税効果が期待できます。さらに、寄付先自治体からは、寄付金額に応じた特産品や地域の観光情報などが提供され、特産品は自宅で楽しむことができます。ふるさと納税は、支援したい地域の発展に貢献できるだけでなく、自分自身もお得に特産品を手に入れることができる、素晴らしい制度です。
是非この機会にふるさと納税を利用してみてはいかがでしょうか。
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